ボランティア 代替医療 医療現場 施術 施設訪問 考え方

問題が起こったら、その原因要因がどこにあるのかを探ると、自ずと解決することができるようになります。

投稿日:2019年4月30日 更新日:

今日は平成最後の、介護施設へのボランティアでした。

今日も、初めて施術を受けられる方がお一人いらっしゃいました。

初めはとても警戒されていて、片足を始めて間もなく、眉間にシワを寄せながら、もういい!金は払えない! と、何度も言われました。

お金は必要ないよ、大丈夫ですよ、と声をかけながら片足も終わりに近づいた頃、反対の足の腿が痛いと言われました。

それならば、腿を痛くないようにしましょうね、とさすりながら、反対の足を施術し始めたころには、気持ちがいいねぇ、と穏やかな顔に変わっていました。

そして、手の痛みもあることを訴えられたので、最後に痛いと言われる手にも、施術をしました。

終わった時には、最初とうって変わって、穏やかで、にこやかな表情で、何度も ありがとう!とおっしゃいました。

人は、不安があると、そのサインを出します。出し方はそれぞれ違いますので、きちんと不安の原因を受け止めることはとても大切だと思っています。

施術をする立場で、受けられる方に拒絶されてしまう経験は、とても悲しかったり、自分の不甲斐なさを感じたり、自分を責めたりするものです。

私自身、障害者の方や、高齢の方に施術してきた中で、そのような経験をたくさんしてきました。

そこから学ばせていただいたことは、計り知れません。

そんな経験から、自分自身の足りない部分と、自分とは関係なく、受けられる方自身の不安などが要因であることの、区別をするようになってきました。

自分に足りない部分が見つかったのであれば、それはとてもよい経験になり、次につなげるチャンスになります。

自分ではなく、受ける方自身の問題であれば、その原因を見極めていくことで、対応することができます。

平成最後の日、また一つよい経験をさせていただきました。

  • ツイッターとフェイスブックで、ブログ更新のお知らせをしています。
    ↓ご興味がありましたらフォローしてくださいね。

    Twitter

    Facebook

 ボランティア, 代替医療, 医療現場, 施術, 施設訪問, 考え方
 ブログ記事一覧

関連記事

生活を見直すことで、現れている症状を緩和することができます。

月に一度、岐阜県関市にある ほほえみ福寿の家にボランティアに伺っています。 今回は、むくみによって靴下の跡がくっきり残っているかたが多くいらっしゃいました。 施術前の状態 施術後の状態 施術によって色 …

今年も、施術の効果をより多くの方に感じていただけるよう、進んでいきます。

 令和2年も、すでに1ヶ月を過ぎようとしています。  今月も、関市の特養、ほほえみ福寿の家にてアロマの精油を用いてリフレクソロジーの施術をさせていただきました。  暖冬ではあるものの、やはり車椅子など …

対面での勉強会も開催しています。

なごみで勉強されている皆さんと、コロナ禍ではありますが、集まって勉強会を開いています。(もちろん感染対策をして!) 身体に触れる仕事であるからこそ、身体のことを知らずにはできません。 表面に見えている …

リカバリーサポート・ベーシックは、医療や介護の現場で役立つ技術、知識です。

今までに、多くの方がなごみのスクールに通って勉強をしてきました。 中でも、セラピストとして自分自身で独立開業を目指す方が一番多く、そのために皆さん一生懸命頑張っています。 そのような中で、最近は、既に …

医療や介護の現場では、知識以上に必要なことがあります。

先日東京で技術確認をしてきた、サポートケアの手技、注意点などに留意して、早速現在受講中のNさんとSさん(ご本人の承諾を得て掲載しています)の実技実習を行いました。 健常な方に行う手技は、ベッドと椅子を …