私達が施設で施術をさせていくためには、そのためのいろいろな確認が必要です。
例えば、施術を受けられる方の立場になって、実際に受けてみることも、とても重要です。
自分と全く同じ体型や体調の人はいません。でも、そこに少し想像力を働かせることで、目の前の方がどのように感じるのか、考えを巡らせることはできます。
先日、サポートケアの講座の中でも、車椅子を想定した時の、足の位置について、いろいろと考える場面がありました。
施術するものにとっては、受けられる方の足を伸ばしてもらえれば、 施術しやすくなります。
しかし、受けられる方は、もしかしたら足を伸ばすことが困難かもしれません。また、伸ばしてしまうことで、座る体勢のバランスが悪くなり、どこかに力が入ってしまうこともあります。
実際に受ける立場で考える想像力を持つことができるようになることは、セラピストとしてとても重要なことの一つであると考えています。