今回入手したクロモジは、海外よりも、日本で生産されたものが注目されています。
そもそも精油とは、香りの成分が集まってできたオイルです。
写真のように、液体として私達は保存保有することができますが、香りを感じるのは、この液体のオイルが気体になった状態で、鼻から嗅覚に入っていくためです。
同じオイルでも、油や脂とは、成分の大きさ自体が全く違ってとても小さいため、簡単に気体になってしまいます。
その成分はたくさんありますが、それぞれの精油の香りは、どのような成分がどれぐらいの割合で含有されているかで決まります。
また、私達が精油を使ったマッサージに使う場合は、液体の状態で皮膚から吸収して、その成分が身体の各所で効果を発揮します。
つまり、その一つ一つの成分が、とても重要になります。
クロモジの主な成分は、リナロールという、血圧を下げたり、不安を和らげたり、免疫力の調整をする、といった作用があります。
このリナロールは、一般的にラベンダーとして好まれるラベンダーアングスティフォリアにも、多く含まれています。
クロモジには、他にも1,8シネオールという、炎症をおさえたり、ウイルスや菌にも強い、風邪など呼吸器系に効果を発揮する成分も含まれます。
それ以外にも多くの成分が含まれており、結果的にクロモジ特有の効果と香りを感じることができます。
私自身、海外生産の精油を使うことが多いのですが、日本で育った樹木に含まれる成分は、食べ物と同様、地産地消、人間の身体にとっても日本人により有効であるのかもしれません。
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